Lot 427

岸田 劉生 (1891-1929, 

Japan

)

南禅寺山門

JPY 130,000 - 180,000

HKD 9,300 - 13,000

USD 1,200 - 1,700

BI

技法

紙本、墨

サイン

左下に印「劉生」

軸装

サイズ

23.9×17.0 cm

鑑定書

劉生の会登録証書付  武者小路実篤識箱

解説文

岸田劉生の簡素な美しさを湛える作品。油彩を多数残した劉生だが、同時に水彩画も並行して多く描いていることはあまり知られていない。中国古画の影響が窺える本品はまさに劉生の後半生をありありと物語る作品であろう。劉生は1923年に、本品が描かれし地・京都南禅寺草川町に転居する。そこでは、鵠沼時代に始まった初期肉筆浮世絵や中国古画の蒐集・鑑賞に熱中し、東洋美術へ傾倒していく。西洋画への憧れから始まった劉生の画業はここにきて一つの大きな転換点を迎え、いわゆる「内なる美」「深い美」に目覚めていく。水彩について劉生はこう語っている。「実際水彩には水彩の味がある。無論労作から来る、シンとした深い重い味はない。しかし、新鮮な、自由な、大胆な強い味等は水彩はよき技法だ、感じをしつかり掴んで、呑み込んで、つまり充分にその美を理解し切つて、さていきなりそれを表現する。この事が素画及水彩の秘訣だ。…」)紙と墨で表現された本品はまさにこの言葉を体現していると言えよう。箱の落款は生涯を通して交流のあった盟友・武者小路実篤によるもの。


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