Lot 506

加藤 一 (1925-2000, 

Japan

)

無題

JPY 300,000 - 500,000
No Reserve

HKD 21,000 - 36,000

USD 2,800 - 4,600

スタート価格 JPY 150,000

Sold JPY 253,000

技法

油彩、キャンバス

サイン

左下にサイン、年代「Kato 61」、裏面にサイン、年代「加藤一 Hajime KATO 1961 Paris」

額装

サイズ

81.0×116.0 cm

制作年

1961

来歴

現所有者がフランスで購入 
ミリオンオークション、パリ ドゥルオーホテル、2014年

解説文

1925年東京生まれ。ヘルシンキ五輪日本代表候補(自転車競技)、最強の競輪選手として活躍、1958年夢であった画家の道へ。フランスにわたり画業に情熱を注ぐ。繊細な切れ味で色彩とフォルムを追及し「光と風」を描く日本人として賞賛される。2000年パリで逝去、モンパルナス墓地にて永眠。

解説文

本作品が描かれた1961年は加藤一の画歴において初期にあたる。加藤は競輪選手として活躍した後にパリで画家の道を歩んだ異色の画家である。加藤は画家としてのキャリアの中で一度たりともその歩みを止める事はなかった。1958年、自身の創作活動におけるスティル(style)の確立と更なる可能性を追い求め33歳の時、一念発起してフランスへと渡り、以後42年間パリを拠点とした絵画制作に捧げた。本作品は60年に同市のダンカン・アート・ギャラリーで初の個展を開いてから間もないうちに制作されたものである。1960年代、加藤は自身のスタイルを創りだそうと試行錯誤を行った時代で、パレットナイフを用いて油絵の具を厚塗りに重ね、絵具の層の違いから受ける重厚さや滑らかさを表現した。油彩が幾重にも重なったその表現に、後に確立される彼のスティルへと到達するまでの奮闘する姿や情熱が垣間見える。
加藤の作風はキャンバスにさまざまな色や太さの緩和曲線を重ねて「風」と「光」を表現する抽象絵画を基本としており、自身の作品について「選手としての経験があったからこそ表現しえるもの」と評している。本作の後にあたる1970年代は作品の特徴である飛翔の曲線が現れはじめた時代で、透明感を求め次第に厚塗りから薄塗に移行していく。その後80-90年代は光と風を表現した飛翔スタイルが確立された時代となる。

コンディション

作品のコンディションは良好。経年による小さな剥離2箇所有。
※コンディションの詳細はオンラインカタログの画像でご確認下さい。


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