Lot 510

関根 伸夫 (1942-2019, 

Japan

)

位相絵画‐星座 G15-121

JPY 550,000 - 850,000

HKD 39,000 - 61,000

USD 5,100 - 7,900

Sold JPY 1,265,000

技法

ミクストメディア、金箔、紙

サイン

右下にサイン、年代「n. sekine '89」
作家シールにサイン、タイトル、年代 「sekine 星座 n. G15-121 '89」

額装

サイズ

66.0×53.2 cm

制作年

1989

来歴

現所有者が日本で購入

解説文

1942年埼玉県生まれ。1968年多摩美術大学大学院油画研究科卒業。同大学で斉藤義重に師事し、その後関根の創作活動の上で最も重要となってくる空間解釈の新たな認識法を学ぶ。李禹煥との出会いによって日本発の現代美術ムーブメント「もの派」に賛同。欧米の現代美術動向に追随する傾向の強かった前世代の作家・評論家に対して、独自の方向性を打ち出すことで結集した「もの派」の若き作家たちは特に制作の傍ら言葉によっての表現活動を行った。1970年のヴェニス・ビエンナーレに出品。関根の空間に対する興味は「公共空間を活性化させるアート」へと移り、1973年環境美術研究所を設立。現在も様々なモニュメントやプロジェクトを実現している。

解説文

「素材」から「作品」へと昇華させる試みを行い、『もの派』の分岐点に大きくに関わった関根伸夫。現在もその活動は世界的に再評価、再注目されている。
本作「位相絵画」は、『もの派』の考え方とその魅力が洗練されたものである。「位相絵画」とは、先述の「位相」の概念を空間としての絵画に表現したもので、和紙を重ね合わせた支持体に切れ目やキズ、シワを入れ、その上に金箔を貼ることで造り上げた、平面絵画ではない「空間」として作品を成立させている。「位相絵画」を追求し続けた関根の代表的な作品、個性豊かに語りかけてくる「もの」との対話を、自由な感覚で楽しむことができる。
関根は1942年埼玉県生まれ。1968年に多摩美術大学大学院油絵研究科修了(斎藤義重氏に師事)の後に、多数の作品が主要美術展で受賞。1960年代末~70年代に、日本美術界を席巻したアートムーブメント『もの派』の代表作家として活動した。
『もの派』とは、「もの」をできるだけそのままの状態で作品の中に存在させることで、それら自体に語らせることを目的とし、作家達は何かを「創造」するというよりは、「もの」 を「再構築」し「もの」と空間との本質的な相互依存的、または「もの」と「もの」自体の関係性に焦点を当てた。鑑賞者が作品と向かい合うことによって、従来の「もの」に対する既存の概念をくずし、「もの」との新しい関係性を認識させることに挑戦したのである。
『もの派』の誕生は1968年10月、関根の作品『位相-大地』が神戸の須磨離宮公園で開催された「第一回野外彫刻展」に出展されたことに始まるとされる。当時もそして現在も、関根の作品において、位相幾何学(空間が連続変形しても変化しない性質を研究する数学の一種)は重要な概念である。位相幾何学的空間が美術における「造形すること」を根底から揺るがし、形を固定のものとして考えずに伸縮変形が自在の「相」として捉えることを提示したからである。


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