Lot 524

児島 善三郎 (1893 - 1962, 

Japan

)

裸婦

JPY 300,000 - 500,000

HKD 21,000 - 36,000

USD 2,800 - 4,600

BI

技法

油彩、 板

サイン

左下にサイン「Z.Z.Kojima」
裏の右上に「春」、左上にサイン

額装

サイズ

13.7×17.8 cm

鑑定書

児島徹郎鑑定シール 遺族の照会確認済

来歴

現所有者が日本で購入

解説文

福岡市に生まれる。県立中学修猷館卒業後上京し一時、本郷洋画研究所で研鑽を積む。大正10年二科展に初入選し、翌年二科賞を受賞。同14年渡仏し、昭和3 年に帰国。翌年二科会会員となるが、同5 年同会を脱退。同志らと独立美術協会を設立し、以後同会の代表作家として活躍する。西洋の模倣ではない日本人の油絵を目指し、南画や琳派の作風を取り込んだ装飾性の高い独自の絵画を確立した。

解説文

児島善三郎は明治以降の日本の近代洋画において、もっとも重要な画家のひとりという評価を得ている。児島の初期作品に多く、好んで描いていた、人物を入れた大胆な構図の風景画をモチーフとした作品で、奔放な筆致と豊かな色彩感覚、装飾的な形態を単純化し、奥行きを感じさせない平面的な描写である。この技法によって絵にはシンプルゆえの荒々しい美しさが伝わるようになる。
児島は1893年福岡市に生まれる。福岡県立中学修猷館卒業後上京し一時、本郷洋画研究所で研鑽を積んでいた。1921年二科展に初入選し、翌年二科賞を受賞。1925年ヨーロッパに渡り、パリに於いて西洋の古典絵画の研究に努めた。またヴラマンクらのフォービスムに大きな影響を受け、量感のある裸婦や爽やかな風景を描いている。(フォービズムは作品を見た批評家がたまたま発した「野獣」という言葉を意味している。)スペイン、イタリアも巡り、日本独自の油彩画を確立することに意欲を燃やし始めていた。1928年に帰国し、翌年二科会会員となるが、1930年二科会を脱退。里見勝蔵、中山巍らと二科会を脱退して独立美術協会を創立し、その後は、終始同会の中心的作家として同会の発展につくすと共に、多くのすぐれた作品を発表し続けた。
浮世絵をはじめとした日本画を研究し、その造形、技法をフォービズムに傾倒した純粋色を用いた油絵に採用し独自の作風を確立。強い色調が印象的であるが、そこに日本画特有の空間表現が加わり、独創的な世界観が形成されている。
シンプルな色調と思い切ってデフォルメされた造形は荒々しくも美しく、その描写は生命力を感じさせる。初期作品は人物を入れた大胆な構図の風景画をモチーフとして好み、中期以降はバラをはじめとする花々の絵を好んで描いていた。
西洋の模倣ではない日本人の油絵を目指し、晩年には南画や琳派の作風を取り込み、華麗な色調をとり入れた装飾性の高い独自の絵画「善三郎様式」と呼ばれる独自の世界を築いた。


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