HIGHLIGHT

本作は、誰もが知る日本の伝統的な面の種類である狂言面であり、恵比須、お多福、火吹と、それぞれに独自の意味や由来を持つ。恵比須は漁業の神様として知られており、商売繁盛や幸運をもたらすとされている。目を細めた笑顔は恵比須顔と呼ばれ福を呼ぶものとされる。お多福は幸福をもたらすとされる神様で、下膨れの愛らしい大きな笑顔が特徴。火吹は厄除けや邪気払いの神様として信仰されており、目が大きく火吹きの鋭い眼差しをする。この狂言面の制作者羽生光長(はにゅうみつなが)は、日本の能面師、三井家のお抱え能面師として活躍したが、詳らかではない。彼は能面の制作に情熱を注ぎ、その美しさと深い魂を表現した。