DECORATIVE ARTS 2025

LOT 043

ガレ

象文花瓶

JPY 3,500,000 - 5,500,000
HKD 182,100 - 286,200
USD 23,300 - 36,700
技法 スフレ 被せガラス 酸化腐蝕彫り ランプ金具付
サイン 器腹に陰刻銘
サイズ h37.5×φ28.0 cm
制作年 cir. 1925-30
鑑定書 西洋美術商協同組合鑑定書付
文献 同形意匠作品:鈴木潔監修『アール・ヌーヴォーのガラス 北澤美術館コレクション』 光村推古書院、1994年、p.185、No.227、由水常雄著 『アール・ヌーヴォーのガラス』 淡交社、1983年、p.229、No.547、アリスター・ダンカン、ジョルジュ・ド・バルサ『ガレのガラス芸術』サンケイ新聞写真ニュースセンター、1985年、p.33, No.2b, p.197, No.301, Timothy Newark "Emile Gallé",Soline, 1990, cover, p.121, Victor Arwas, "Glass Art Nouveau to Art Deco", Academy editions, 1987, p.141

HIGHLIGHT

ガレのアール・デコ期を代表するスフレ作品である。あらかじめ象られた型にガラスを吹き込むスフレ技法によって、花瓶全体を六頭の象の親子が立体的に表現されている。上部の雲を表す唐草文様やシュロの木は簡潔にデザインされ、色調と相まって東洋的な趣を醸し出す。同意匠作品の中でも緑色は数が少なく、珍しい。意匠、色彩、フォルムのすべてにおいて完成度の高い逸品である。

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