技法 | ファイアンス |
サイン | 底にエナメル彩銘 |
サイズ | h20.8×w34.2 cm |
エミール・ガレといえばガラス作品だけでなく、ファイアンスと呼ばれる軟質施釉陶器でも多数の傑作を残している。ファイアンスとは、繊細な淡黄色の土の上に錫釉をかけた陶磁器で、ガレの父であるシャルルはガラス器だけでなく陶器の製作もしていた。その流れでガレ自身も陶器作品を手掛けるようになり、1878年のパリ万博、1884年のパリ装飾美術展、1889年のパリ万博などで革新的な作品を発表。胎土や釉薬の改良を重ね、独創的な装飾が施された作品群は、高く評価をされた。